PMSのおすすめの漢方薬14選~イライラ、不安などの症状別につかいわける漢方薬~
PMS
PMSとは、月経前症候群といい、生理前の精神的・身体的な症状のことをいいます。
一般的には、生理前のホルモンの乱れが原因といわれています。
生理の流れとしては、排卵されたあと妊娠しやすいように黄体ホルモン(プロゲステロン)が活発になります。
この黄体ホルモンによって体温が上昇し、いわゆる高温期といわれる状態になります。
排卵後、黄体ホルモンが活発になっても、妊娠しない場合は子宮内膜をリセットするために生理が来ます。
この高温期後期、ちょうど生理前の時期に黄体ホルモン、卵胞ホルモン(エストロゲン)が急激な低下し、ホルモンバランスが乱れ、PMSが起こるといわれています。
PMSの症状としては、イライラ、抑うつ、けん怠感、腹痛、頭痛、胸の張りなどがあります。
最近ではPMSのなかでも精神症状が強いときはPMDDともいわれています。
PMSについての詳しい説明はこちらのサイトをご参考にしてください→
漢方薬とPMS
漢方の用語に「血の道症(ちのみちしょう)」という言葉があります。
血の道、つまり生理や出産などを意味していると考えられます。
血の道に関する不調のことを総称して血の道症といいます。
血の道症は漢方では、生理前の不調、妊娠中の不調、更年期の不調などもすべて含み、かなり広い意味合いでつかわれます。
漢方では、PMSも更年期も血の道症に含まれます。
PMSの漢方での原因は?
PMSの漢方での原因は肝鬱気滞、肝鬱化火、肝陽上亢、水飲、瘀血などの体質が考えられます。
PMSにつかう漢方薬は?
PMS、血の道症に使う漢方薬に、逍遙散、加味逍遙散、加味逍遙散加川芎地黄、抑肝散、抑肝散加陳皮半夏、抑肝散加芍薬黄連、桂枝茯苓丸、桂枝茯苓丸加薏苡仁、芎帰調血飲第一加減、柴胡桂枝乾姜湯、四物湯、三黄瀉心湯、黄連解毒湯、温清飲、香蘇散、ほか症状から柴胡加竜骨牡蛎湯、半夏厚朴湯、当帰芍薬散、桃核承気湯、呉茱萸湯、五苓散などをつかいわけます。
関連情報