滋陰降火湯の使い方と合わない人の特徴

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西山光です
目次

滋陰降火湯の使い方

滋陰降火湯は麦門冬・天門冬・地黄・知母が潤す働き(”滋陰”)があり、黄柏が熱を冷ます働き(”降火”)があることで、のどに潤いがない方のせきに効能効果があります。

滋陰降火湯の特徴は潤し、熱を冷ますことで、咳を抑えます。

滋陰降火湯が合わない人

滋陰降火湯はのどの渇きがあり、咳がある方に使用しますが、似た漢方薬に麦門冬湯があります。

滋陰降火湯と麦門冬湯の違いとしては、潤す生薬の数です。滋陰降火湯には麦門冬、天門冬などの潤す生薬が多く入っており、乾きが強い方に適しています。麦門冬湯も潤す働きがありますが、滋陰降火湯に比べると潤す生薬が数は少ないので、ある程度の乾きがあるせきに適しています。

乾きが強いときの咳は滋陰降火湯、乾きがそこそこあるときは麦門冬湯の方が適しています。滋陰降火湯のように潤す働きが強ければ、強いほどいい漢方薬というわけではありません。乾きが強くないのに滋陰降火湯を服用してしまうと、潤し過ぎてしまい、お腹が緩くなる恐れがあります。

ご自身の乾燥の度合いにあわせて、麦門冬湯か滋陰降火湯か選ぶ必要があります。

滋陰降火湯

 滋陰降火湯は、「万病回春」を原典とする、気管支炎、せきに用いられる漢方薬です。

効能  効果

体力虚弱で、のどにうるおいがなく、たんが切れにくくてせきこみ、皮膚が浅黒く乾燥し、便秘傾向のあるものの次の諸症:気管支炎、せき

成分と分量

1包(大人1日量)中に次の成分を含んでいます。
トウキ2.5g,シャクヤク2.5g,ジオウ2.5g,テンモンドウ2.5g,バクモンドウ2.5g,チンピ2.5g,ビャクジュツ3.0g,チモ1.5g,オウバク1.5g,カンゾウ1.5g

用法・用量

本品1包に、水約500mLを加えて、半量ぐらいまで煎じつめ、煎じかすを除き、煎液を3回に分けて食間に服用してください。
上記は大人の1日量です。
大人(15歳以上):上記の通り
7歳~14歳:大人の2/3
4歳~6歳:大人の1/2
2歳~3歳:大人の1/3
2歳未満:大人の1/4
3か月未満:服用しないこと

<用法・用量に関連する注意>
(1)用法・用量を厳守してください。
(2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
(3)1才未満の乳児には、医師の診療を受けさせることを優先し、やむを得ない場合にのみ服用させてください。
(4)煎じ液は、必ず熱いうちにかすをこしてください。
(5)本剤は必ず1日分ずつ煎じ、数日分をまとめて煎じないでください。

してはいけないこと

(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります)
次の人は服用しないでください
 生後3カ月未満の乳児。

相談すること

1.次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談してください
 (1)医師の治療を受けている人。
 (2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
 (3)胃腸の弱い人。
 (4)高齢者。
 (5)今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人。
 (6)次の症状のある人。
   むくみ
 (7)次の診断を受けた人。
   高血圧、心臓病、腎臓病

2.服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師に相談してください
 皮膚:発疹・発赤、かゆみ
 消化器:胃部不快感

まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
 偽アルドステロン症、ミオパチー:手足のだるさ、しびれ、つっぱり感やこわばりに加えて、脱力感、筋肉痛があらわれ、徐々に強くなる。

3.服用後、次の症状があらわれることがあるので、このような症状の持続又は増強が見られた場合には、服用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師に相談してください
  下痢

4.1カ月位服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師に相談してください

5.長期連用する場合には、医師又は薬剤師に相談してください

保管及び取扱い上の注意

(1)直射日光の当たらない、湿気の少ない涼しい所に保管してください。
(2)小児の手の届かない所に保管してください。
(3)他の容器に入れ替えないでください(誤用の原因になったり品質が変わります。)。
(4)煎じ液は腐敗しやすいので、冷暗所又は冷蔵庫等に保管し、服用時に再加熱して服用してください。
(5)生薬を原料として製造していますので、製品の色や味等に多少の差異を生じることがあります。

注意

1.次の人は服用しないでください
  生後3カ月未満の乳児。

2.次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談してください
 (1)医師の治療を受けている人。
 (2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
 (3)胃腸が弱い人。
 (4)高齢者。
 (5)今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人。
 (6)次の症状のある人。
   むくみ
 (7)次の診断を受けた人。
   高血圧、心臓病、腎臓病

3.服用に際しては、説明文書をよく読んでください

4.直射日光の当たらない、湿気の少ない涼しい所に保管してください

5.小児の手の届かない所に保管してください

6.その他
 (1)医薬品副作用被害救済制度に関するお問い合わせ先
   (独)医薬品医療機器総合機構
   http://www.pmda.go.jp/kenkouhigai.html
   電話 0120-149-931(フリーダイヤル)
 (2)この薬に関するお問い合わせ先
   灯心堂漢方薬局
   管理薬剤師:西山光
   受付時間:10時から19時まで(土曜日は14時まで)(但し日曜祝日は除く)
   電話:06-6192-3020
   FAX:06-6192-3021

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