辛夷清肺湯の使い方と合わない人の特徴

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西山光です
目次

辛夷清肺湯の使い方

辛夷清肺湯は慢性鼻炎、蓄膿症でよく使用される漢方薬です。よくテレビで小林製薬の「チクナイン」のCMをみますが、「チクナイン」には辛夷清肺湯が入っています。

辛夷清肺湯は辛夷が鼻通りを改善し、知母・石膏・山梔子・黄芩が炎症を抑え、百合・知母が粘っている痰や膿を潤し、排出しやすいようにすることで、鼻づまり、慢性鼻炎に効能効果があります。

辛夷清肺湯は炎症を抑え、潤す働きがあるため、熱感があり、煮詰まってる鼻水・痰のときに適しています。

辛夷清肺湯が合わない人

辛夷清肺湯は炎症を抑え、潤すことで、蓄膿症、慢性鼻炎に効能効果があります。

ほかに蓄膿症や慢性鼻炎に効能効果がある漢方薬に、葛根湯加川芎辛夷、荊芥連翹湯があります。

葛根湯加川芎辛夷は、構成に葛根湯が入っているように温める漢方薬です。蓄膿症、慢性鼻炎でも冷えがあり、鼻水も透明でサラサラしているようなときに適しています。

荊芥連翹湯は炎症を抑える生薬と、補う生薬から構成され、慢性的に炎症を起こしやすい方の体質改善に使用します。荊芥連翹湯に、鼻通りを改善する辛夷は入っていませんが、解毒し、体質を改善することで蓄膿症、慢性鼻炎に効能効果があります。辛夷清肺湯でも何度も繰り替えすのであれば、荊芥連翹湯を服用するのもいいと思います。

辛夷清肺湯

 辛夷清肺湯は、「外科正宗」を原典とする、鼻炎に用いられる漢方薬です。

効能  効果

体力中等度以上で、濃い鼻汁が出て、ときに熱感を伴うものの次の諸症:鼻づまり、慢性鼻炎、蓄膿症(副鼻腔炎)

成分と分量

1包(大人1日量)中に次の成分を含んでいます。
チモ3.0g,オウゴン3.0g,サンシシ1.5g,バクモンドウ6.0g,セッコウ6.0g,ショウマ1.5g,シンイ3.0g,ビャクゴウ3.0g,ビワヨウ1.0g

用法・用量

本品1包に、水約500mLを加えて、半量ぐらいまで煎じつめ、煎じかすを除き、煎液を3回に分けて食間に服用してください。
上記は大人の1日量です。
大人(15歳以上):上記の通り
7歳~14歳:大人の2/3
4歳~6歳:大人の1/2
2歳~3歳:大人の1/3
2歳未満:大人の1/4
3か月未満:服用しないこと

<用法・用量に関連する注意>
(1)用法・用量を厳守してください。
(2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
(3)1才未満の乳児には、医師の診療を受けさせることを優先し、やむを得ない場合にのみ服用させてください。
(4)煎じ液は、必ず熱いうちにかすをこしてください。
(5)本剤は必ず1日分ずつ煎じ、数日分をまとめて煎じないでください。

してはいけないこと

(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります)
次の人は服用しないでください
 生後3カ月未満の乳児。

相談すること

1.次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談してください
 (1)医師の治療を受けている人。
 (2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
 (3)体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)。
 (4)胃腸虚弱で冷え症の人。

2.服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師に相談してください
 消化器:食欲不振、胃部不快感

まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
 間質性肺炎:階段を上ったり、少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しくなる、空せき、発熱等がみられ、これらが急にあらわれたり、持続したりする。
 肝機能障害:発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、褐色尿、全身のだるさ、食欲不振等があらわれる。
 腸間膜静脈硬化症:長期服用により、腹痛、下痢、便秘、腹部膨満等が繰り返しあらわれる。

3.1カ月位服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師に相談してください

保管及び取扱い上の注意

(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
(2)小児の手の届かない所に保管してください。
(3)他の容器に入れ替えないでください(誤用の原因になったり品質が変わります。)。
(4)煎じ液は腐敗しやすいので、冷暗所又は冷蔵庫等に保管し、服用時に再加熱して服用してください。
(5)生薬を原料として製造していますので、製品の色や味等に多少の差異を生じることがあります。

注意

1.次の人は服用しないでください
  生後3カ月未満の乳児。

2.次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談してください
 (1)医師の治療を受けている人。
 (2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
 (3)体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)。
 (4)胃腸虚弱で冷え症の人。

3.服用に際しては、説明文書をよく読んでください

4.直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください

5.小児の手の届かない所に保管してください

6.その他
 (1)医薬品副作用被害救済制度に関するお問い合わせ先
   (独)医薬品医療機器総合機構
   http://www.pmda.go.jp/kenkouhigai.html
   電話 0120-149-931(フリーダイヤル)
 (2)この薬に関するお問い合わせ先
   灯心堂漢方薬局
   管理薬剤師:西山光
   受付時間:10時から19時まで(土曜日は14時まで)(但し日曜祝日は除く)
   電話:06-6192-3020
   FAX:06-6192-3021

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