血虚タイプにおすすめの食べ物・薬膳一覧
目次
血虚とは
血虚とは、血の栄養が不足している状態のことです。
漢方でいう「血」は栄養としても意味があり、血の不足は髪のぱさつき、肌の乾燥、爪の割れ、生理不順などに関わります。
とくに女性は生理があるため、血虚になりやすいので、血を養うことはとても重要なことです。
血を養う食べ物の特徴
血を養う食べ物の特徴は、赤い食べ物、黒い食べ物です。
色が濃いということは、それだけ補う働きがあります。
気虚におすすめの食べ物は全体的に色が薄いものが多かったですが、血を養うときは色が濃いものがおすすめです。
血虚タイプにおすすめの食べもの一覧
血虚タイプにおすすめの食べ物は、黒胡麻、にんじん、きくらげ、黒豆、トマト、ほうれん草、小松菜、肉類、魚類、しじみ、ひじき、卵、ぶどう、プルーン、ブルーベリー、さくらんぼ、枸杞、りゅうがんにく、夜交藤、鶏血藤、合歓皮、別甲、亀板などがあります。
黒いもの
中国ではゴマは白いゴマではなく、黒いゴマが使用されます。
黒いものの方が色が濃く、血を養ってくれます。
また実際に黒胡麻がつかわれている漢方薬もあります。
キクラゲも黒、黒豆などもおすすめです。
野菜
にんじん、トマト、ほうれん草、小松菜など色が濃い野菜が血虚体質におすすめです。
野菜は日常的にも取り入れやすいですね。
たんぱく質
卵、肉類、魚類、貝類などの動物性の食べ物はたんぱく質を多く含み、血を養ってくれます。
たんぱく質は身体のなかでも髪、肌の栄養となるだけでなく、酵素などにも関わるため、とても重要です。
薬膳
薬膳では、枸杞、りゅうがんにく、夜交藤、鶏血藤、合歓皮、別甲、亀板などが有名です。
枸杞の実は食べやすい食材で、中華料理のデザートの上に乗っていることもあります。
りゅうがんにくはドライフルーツのようにそのまま食べてもおいしいです。
夜交藤、鶏血藤、合歓皮は優しい甘味があり、服用しやすい薬膳茶です。
別甲はスッポンのお腹の甲羅、亀板は亀のお腹の甲羅です。漢方ではそういったものもよく使用されます。
血虚タイプと相性の悪い食べ物
辛すぎるものは発散する性質があり、血虚の体質を相性が悪いです。
胃腸がしっかりしている人は、栄養を吸収し、血をつくることができます。
実は、血虚の方には胃腸が弱っている方が多いです。
辛いもの、小麦、脂っこいもの、乳製品は避けるのがベターです。