真武湯の使い方と合わない人の特徴

 この記事を書いた人

・灯心堂漢方薬局 薬局長
・薬剤師歴10年以上

店舗のLINE登録者数1000人以上
・漢方を通して、皆様が少しでも健康に過ごせる手助けをできればと思います。>>プロフィール記事はこちら

西山光です
目次

真武湯の使い方

真武湯は附子が主薬の漢方薬で、附子が身体の奥から温めることで、身体全体での水のめぐりを改善します。

身体の奥から温め、身体全体の水のめぐりを改善することで、下痢、胃腸虚弱、めまいなど幅広い効能効果があります。

真武湯が合わない人

真武湯は附子という温める生薬が入っているため、身体の冷えていることが重要です。

身体の冷えがなく、水のめぐりが悪い時は五苓散が適しています。

真武湯

 サンワロンS顆粒は,漢方処方「真武湯」の水製エキスを服用しやすい顆粒の分包にしたものです。

効能・効果

体力虚弱で,冷えがあって,疲労倦怠感があり,ときに下痢,腹痛,めまいがあるものの次の諸症:
下痢,急・慢性胃腸炎,胃腸虚弱,めまい,動悸,感冒,むくみ,湿疹・皮膚炎,皮膚のかゆみ

成分と分量

本品1日量 6包(4.5g)中に次の成分を含んでいます。
サンワロンS水製エキス 2.4g(ブクリョウ3g,ソウジュツ・シャクヤク各1.8g,ショウキョウ0.6g)、加工ブシ末0.6gg

用法・用量

次の1回量を1日3回食前又は食間に服用すること。

[年令:1回量]
大人(15才以上):1〜2包
15才未満:服用しないこと

相談すること

1.次の人は服用前に医師,薬剤師又は登録販売者に相談すること
 (1)医師の治療を受けている人。
 (2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
 (3)のぼせが強く赤ら顔で体力の充実している人。
 (4)今までに薬などにより発疹・発赤,かゆみ等を起こしたことがある人。

2.服用後,次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので,直ちに服用を中止し,この文書を持って医師,薬剤師又は登録販売者に相談すること

[関係部位:症状]
皮膚:発疹・発赤,かゆみ
その他:動悸,のぼせ,ほてり,口唇・舌のしびれ

3. 1ヵ月位(急性胃腸炎に服用する場合は5〜6回,下痢,感冒に服用する場合には5〜6日間)服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し,この文書を持って医師,薬剤師又は登録販売者に相談すること

4. 本剤の服用により,まれに症状が進行することもあるので,このような場合には,服用を中止し,この文書を持って医師,薬剤師又は登録販売者に相談すること

保管及び取扱い上の注意

(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管すること。
(2)小児の手の届かない所に保管すること。
(3)他の容器に入れ替えないこと。(誤用の原因になったり品質が変わる。)
(4)1包を分割した残りを服用する場合には袋の口を折り返して保管し,2日以内に服用すること。


三和生薬(株) 添付文書情報: J0601010977_17_A.pdf
会社名:三和生薬株式会社
住所:栃木県宇都宮市平出工業団地6-1
友だち追加
目次