知柏地黄丸の使い方と合わない人の特徴

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西山光です
目次

知柏地黄丸の使い方

知柏地黄丸は六味地黄丸に”知”母・黄”柏”が加わった漢方薬です。

知柏地黄丸=六味地黄丸+知母・黄柏

加わった知母・黄柏はどちらも冷やす漢方薬です。

知柏地黄丸は、六味地黄丸の補腎の働きに、知母・黄柏の冷やす働きを足し、ほてりに効能効果があります。

とくに更年期の時期は腎が衰える時期であり、知柏地黄丸は更年期のほてりとも相性がいいです。

知柏地黄丸が合わない人

知柏地黄丸は補腎をしつつ、ほてりを冷ます効果があります。

炎症性の熱感がある場合や、ほてりでも腎虚でない場合は黄連解毒湯にてほてりを冷ますこともできます。

知柏地黄丸料

 知柏地黄丸料は、「医宗金鑑」を原典とする、体力中等度以下で、疲れやすく胃腸障害がなく、口渇がある人の、顔や四肢のほてり、排尿困難、頻尿、むくみに用いられる漢方薬です。

効能・効果

体力中等度以下で、疲れやすく胃腸障害がなく、口渇があるものの次の諸症:顔や四肢のほてり、排尿困難、頻尿、むくみ

成分と分量

1包(大人の1日量)中に次の成分を含んでいます。
ジオウ5.0g,サンシュユ3.0g,サンヤク3.0g,タクシャ3.0g,ブクリョウ3.0g,ボタンピ3.0g,チモ3.0g,オウバク3.0g

用法・用量

本品1包に、水約500mL を加えて、半量ぐらいまで煎じつめ、煎じかすを除き、煎液を3回に分けて食間に服用してください。
上記は大人の1日量です。
大人(15歳以上):上記の通り
7歳~14歳:大人の2/3
4歳~6歳:大人の1/2
2歳~3歳:大人の1/3
2歳未満:大人の1/4

<用法・用量に関連する注意>
(1)用法・用量を厳守してください。
(2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
(3)1才未満の乳児には、医師の診療を受けさせることを優先し、やむを得ない場合にのみ服用させてください。
(4)煎じ液は、必ず熱いうちにかすをこしてください。
(5)本剤は必ず1日分ずつ煎じ、数日分をまとめて煎じないでください。

してはいけないこと

(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります)
次の人は服用しないでください
 (1)生後3カ月未満の乳児。
 (2)胃腸の弱い人。
 (3)下痢しやすい人。

相談すること

1.次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談してください
 (1)医師の治療を受けている人。
 (2)妊婦又は妊娠していると思われる人。

2.服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師に相談してください
 消化器:吐き気、胸やけ、食欲不振、胃部不快感、腹痛

3.服用後、次の症状があらわれることがあるので、このような症状の持続又は増強が見られた場合には、服用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師に相談してください
  下痢

4.1カ月位服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師に相談してください

保管及び取扱い上の注意

(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
(2)小児の手の届かない所に保管してください。
(3)他の容器に入れ替えないでください(誤用の原因になったり品質が変わります。)。
(4)煎じ液は腐敗しやすいので、冷暗所又は冷蔵庫等に保管し、服用時に再加熱して服用してください。
(5)生薬を原料として製造していますので、製品の色や味等に多少の差異を生じることがあります。

注意

1.次の人は服用しないでください
 (1)生後3カ月未満の乳児。
 (2)胃腸の弱い人。
 (3)下痢しやすい人。

2.次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談してください
 (1)医師の治療を受けている人。
 (2)妊婦又は妊娠していると思われる人。

3.服用に際しては、説明文書をよく読んでください

4.直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください

5.小児の手の届かない所に保管してください

6.その他
 (1)医薬品副作用被害救済制度に関するお問い合わせ先
   (独)医薬品医療機器総合機構
   http://www.pmda.go.jp/kenkouhigai.html
   電話 0120-149-931(フリーダイヤル)
 (2)この薬に関するお問い合わせ先
   灯心堂漢方薬局
   管理薬剤師:西山光
   受付時間:10時から19時まで(土曜日は14時まで)(但し日曜祝日は除く)
   電話:06-6192-3020
   FAX:06-6192-3021

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