当帰芍薬散加黄耆釣藤の使い方と合わない人の特徴

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西山光です
目次

当帰芍薬散加黄耆釣藤の使い方

当帰芍薬散加黄耆釣藤は当帰芍薬散に血圧を下げる黄耆・釣藤鈎を足した漢方薬です。

当帰芍薬散加黄耆釣藤=当帰芍薬散+黄耆・釣藤鈎

当帰芍薬散のような貧血で、むくみやすい方で血圧が高い方に適しています。

当帰芍薬散加黄耆釣藤が合わない人

当帰芍薬散加黄耆釣藤は血虚でむくみやすい方の高血圧の随伴症状に適しています。

高血圧に使用する漢方薬は、頭痛になりやすい方、イライラしやすいかたの高血圧には釣藤散、血虚が強い方は七物降下湯、冷え性と頻尿がある方は八味地黄丸、イライラ、不眠、便秘で高血圧の方は柴胡加竜骨牡蛎湯が適しています。

当帰芍薬散料加黄耆釣藤 

当帰芍薬散料加黄耆釣藤は、「金匱要略」を原典とする、当帰芍薬散に、黄耆と釣藤鈎を加えたもので、体力虚弱で血圧が高く、冷え症で貧血の傾向があり、疲労しやすく、ときに、下腹部痛、頭重、めまい、肩こり、耳鳴り、動悸などを訴える人の、高血圧の随伴症状(のぼせ、肩こり、耳鳴り、頭重)に用いられる漢方薬です。

効能・効果

体力虚弱で血圧が高く、冷え症で貧血の傾向があり、疲労しやすく、ときに、下腹部痛、頭重、めまい、肩こり、耳鳴り、動悸などを訴えるものの次の諸症:高血圧の随伴症状(のぼせ、肩こり、耳鳴り、頭重)

成分と分量

1包(大人の1日量)中に次の成分を含んでいます。
トウキ3.0g,タクシャ4.0g,センキュウ3.0g,シャクヤク6.0g,ブクリョウ4.0g,ビャクジュツ4.0g,オウギ3.0g,チョウトウコウ4.0g

用法・用量

本品1包に、水約500mL を加えて、半量ぐらいまで煎じつめ、煎じかすを除き、煎液を3回に分けて食間に服用してください。
上記は大人の1日量です。
大人(15歳以上):上記の通り
7歳~14歳:大人の2/3
4歳~6歳:大人の1/2
2歳~3歳:大人の1/3
2歳未満:大人の1/4

<用法・用量に関連する注意>
(1)用法・用量を厳守してください。
(2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
(3)1才未満の乳児には、医師の診療を受けさせることを優先し、やむを得ない場合にのみ服用させてください。
(4)煎じ液は、必ず熱いうちにかすをこしてください。
(5)本剤は必ず1日分ずつ煎じ、数日分をまとめて煎じないでください。

してはいけないこと

(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故が起こりやすくなります)
次の人は服用しないでください
 生後3カ月未満の乳児。

相談すること

1.次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談してください
 (1)医師の治療を受けている人。
 (2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
 (3)胃腸の弱い人。
 (4)今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人。

2.服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師に相談してください
 皮膚:発疹・発赤、かゆみ
 消化器:吐き気、食欲不振、胃部不快感、腹痛

3.服用後、次の症状があらわれることがあるので、このような症状の持続又は増強が見られた場合には、服用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師に相談してください
  下痢

4.1カ月位服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師に相談してください

保管及び取扱い上の注意

(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
(2)小児の手の届かない所に保管してください。
(3)他の容器に入れ替えないでください(誤用の原因になったり品質が変わります。)。
(4)煎じ液は腐敗しやすいので、冷暗所又は冷蔵庫等に保管し、服用時に再加熱して服用してください。
(5)生薬を原料として製造していますので、製品の色や味等に多少の差異を生じることがあります。

注意

1.次の人は服用しないでください
  生後3カ月未満の乳児。

2.次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談してください
 (1)医師の治療を受けている人。
 (2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
 (3)胃腸の弱い人。
 (4)今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人。

3.服用に際しては、説明文書をよく読んでください

4.直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください

5.小児の手の届かない所に保管してください

6.その他
 (1)医薬品副作用被害救済制度に関するお問い合わせ先
   (独)医薬品医療機器総合機構
   http://www.pmda.go.jp/kenkouhigai.html
   電話 0120-149-931(フリーダイヤル)
 (2)この薬に関するお問い合わせ先
   灯心堂漢方薬局
   管理薬剤師:西山光
   受付時間:10時から19時まで(土曜日は14時まで)(但し日曜祝日は除く)
   電話:06-6192-3020
   FAX:06-6192-3021

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