清心蓮子飲の使い方と合わない人の特徴

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西山光です
目次

清心蓮子飲の使い方

清心蓮子飲は頻尿によく使用される漢方薬です。

清心蓮子飲は、蓮肉が胃腸の働きを高め、気持ちを落ち着ける働きがあります。地骨皮、黄芩が熱を冷まし、茯苓、車前子が水のめぐりを改善し、人参、黄耆が気を補ってくれます。

清心蓮子飲は気を補いつつ、気持ちを落ち着け、水を巡らせ、頻尿、残尿感に効能効果があります。

気持ちの面から頻尿になりやすい方に清心蓮子飲はよく使用されます。

清心蓮子飲が合わない人

清心蓮子飲は気を補い、心を落ち着け、頻尿に効能効果があります。頻尿の症状で、胃腸が弱い方でも服用することができます。

頻尿によく使用される漢方薬に八味地黄丸があります。八味地黄丸は腎を補いつつ、水のめぐりを改善します。八味地黄丸は頻尿でよく服用されるのですが、欠点として胃に重たいということがあります。冷え症で、頻尿に場合は八味地黄丸が適しています。

胃腸が弱く、頻尿であれば清心蓮子飲の方が適しています。

清心蓮子飲

 清心蓮子飲は、「太平恵民和剤局方」を原典とする、全身倦怠感があり、口や舌が乾き、尿が出しぶる人の、残尿感、頻尿、排尿痛に用いられる漢方薬です。

効能  効果

体力中等度以下で、胃腸が弱く、全身倦怠感があり、口や舌が乾き、尿が出しぶるものの次の諸症:残尿感、頻尿、排尿痛、尿のにごり、排尿困難、こしけ(おりもの)

成分と分量

1包(大人1日量)中に次の成分を含んでいます。
バクモンドウ4.0g,ブクリョウ4.0g,ニンジン3.0g,シャゼンシ3.0g,オウゴン3.0g,オウギ2.0g,カンゾウ1.5g,レンニク4.0g,ジコッピ2.0g

用法・用量

本品1包に、水約500mLを加えて、半量ぐらいまで煎じつめ、煎じかすを除き、煎液を3回に分けて食間に服用してください。
上記は大人の1日量です。
大人(15歳以上):上記の通り
7歳~14歳:大人の2/3
4歳~6歳:大人の1/2
2歳~3歳:大人の1/3
2歳未満:大人の1/4
3か月未満:服用しないこと

<用法・用量に関連する注意>
(1)用法・用量を厳守してください。
(2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
(3)1才未満の乳児には、医師の診療を受けさせることを優先し、やむを得ない場合にのみ服用させてください。
(4)煎じ液は、必ず熱いうちにかすをこしてください。
(5)本剤は必ず1日分ずつ煎じ、数日分をまとめて煎じないでください。

してはいけないこと

(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります)
次の人は服用しないでください
 生後3カ月未満の乳児。

相談すること

1.次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談してください
 (1)医師の治療を受けている人。
 (2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
 (3)高齢者。
 (4)次の症状のある人。
   むくみ
 (5)次の診断を受けた人。
   高血圧、心臓病、腎臓病

2.服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師に相談してください
 まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
 間質性肺炎:階段を上ったり、少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しくなる、空せき、発熱等がみられ、これらが急にあらわれたり、持続したりする。
 偽アルドステロン症、ミオパチー:手足のだるさ、しびれ、つっぱり感やこわばりに加えて、脱力感、筋肉痛があらわれ、徐々に強くなる。
 肝機能障害:発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、褐色尿、全身のだるさ、食欲不振等があらわれる。

3.1カ月位服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師に相談してください

4.長期連用する場合には、医師又は薬剤師に相談してください

保管及び取扱い上の注意

(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
(2)小児の手の届かない所に保管してください。
(3)他の容器に入れ替えないでください(誤用の原因になったり品質が変わります。)。
(4)煎じ液は腐敗しやすいので、冷暗所又は冷蔵庫等に保管し、服用時に再加熱して服用してください。
(5)生薬を原料として製造していますので、製品の色や味等に多少の差異を生じることがあります。

注意

1.次の人は服用しないでください
  生後3カ月未満の乳児。

2.次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談してください
 (1)医師の治療を受けている人。
 (2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
 (3)高齢者。
 (4)次の症状のある人。
   むくみ
 (5)次の診断を受けた人。
   高血圧、心臓病、腎臓病

3.服用に際しては、説明文書をよく読んでください

4.直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください

5.小児の手の届かない所に保管してください

6.その他
 (1)医薬品副作用被害救済制度に関するお問い合わせ先
   (独)医薬品医療機器総合機構
   http://www.pmda.go.jp/kenkouhigai.html
   電話 0120-149-931(フリーダイヤル)
 (2)この薬に関するお問い合わせ先
   灯心堂漢方薬局
   管理薬剤師:西山光
   受付時間:10時から19時まで(土曜日は14時まで)(但し日曜祝日は除く)
   電話:06-6192-3020
   FAX:06-6192-3021

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