苓桂甘棗湯の使い方と合わない人の特徴

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西山光です
目次

苓桂甘棗湯の使い方

苓桂甘棗湯は桂皮が気の巡りを整え、茯苓が安神に働き、甘草・大棗が甘味にて緊張を緩めることで、動悸、精子不安に効能効果があります。

苓桂甘棗湯の特徴は甘草と大棗という甘味の生薬が入っていることです。甘味の生薬は、気持ちの緊張を緩める働きがあります。パニック症状などで、神経が高ぶり、動悸があるときに苓桂甘棗湯が動悸、不安に効能効果があります。

苓桂甘棗湯が合わない人

苓桂甘棗湯は緊張を緩める働きの突発的な動悸、不安に適しています。頓服での服用もできます。

日常的に不安があり、不眠傾向であれば帰脾湯、オドオドしたり、神経過敏であれば桂枝加竜骨牡蛎湯が適しています。

苓桂甘棗湯

 苓桂甘棗湯は、「傷寒論」・「金匱要略」を原典とする、動悸があり神経の高ぶる人に用いられる漢方薬です。

効能・効果

体力中等度以下で、のぼせや動悸があり神経がたかぶるものの次の諸症:動悸、精神不安

成分と分量

1包(大人1日量)中に次の成分を含んでいます。
ブクリョウ6.0g,ケイヒ4.0g,タイソウ4.0g,カンゾウ2.0g

用法・用量

本品1包に、水約500mL を加えて、半量ぐらいまで煎じつめ、煎じかすを除き、煎液を3回に分けて食間に服用してください。
上記は大人の1日量です。
大人(15歳以上):上記の通り
7歳~14歳:大人の2/3
4歳~6歳:大人の1/2
2歳~3歳:大人の1/3
2歳未満:大人の1/4
3か月未満:服用しないこと

<用法・用量に関連する注意>
(1)用法・用量を厳守してください。
(2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
(3)1才未満の乳児には、医師の診療を受けさせることを優先し、やむを得ない場合にのみ服用させてください。
(4)煎じ液は、必ず熱いうちにかすをこしてください。
(5)本剤は必ず1日分ずつ煎じ、数日分をまとめて煎じないでください。

してはいけないこと

(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります)
次の人は服用しないでください
 生後3カ月未満の乳児。

相談すること

1.次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談してください
 (1)医師の治療を受けている人。
 (2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
 (3)高齢者。
 (4)今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人。
 (5)次の症状のある人。
   むくみ
 (6)次の診断を受けた人。
   高血圧、心臓病、腎臓病

2.服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師に相談してください
 皮膚:発疹・発赤、かゆみ

まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
 偽アルドステロン症、ミオパチー:手足のだるさ、しびれ、つっぱり感やこわばりに加えて、脱力感、筋肉痛があらわれ、徐々に強くなる。

3.1週間位服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師に相談してください

4.長期連用する場合には、医師又は薬剤師に相談してください

保管及び取扱い上の注意

(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
(2)小児の手の届かない所に保管してください。
(3)他の容器に入れ替えないでください(誤用の原因になったり品質が変わります。)。
(4)煎じ液は腐敗しやすいので、冷暗所又は冷蔵庫等に保管し、服用時に再加熱して服用してください。
(5)生薬を原料として製造していますので、製品の色や味等に多少の差異を生じることがあります。

注意

1.次の人は服用しないでください
  生後3カ月未満の乳児。

2.次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談してください
 (1)医師の治療を受けている人。
 (2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
 (3)高齢者。
 (4)今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人。
 (5)次の症状のある人。
   むくみ
 (6)次の診断を受けた人。
   高血圧、心臓病、腎臓病

3.服用に際しては、説明文書をよく読んでください

4.直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください

5.小児の手の届かない所に保管してください

6.その他
 (1)医薬品副作用被害救済制度に関するお問い合わせ先
   (独)医薬品医療機器総合機構
   http://www.pmda.go.jp/kenkouhigai.html
   電話 0120-149-931(フリーダイヤル)
 (2)この薬に関するお問い合わせ先
      灯心堂漢方薬局
   管理薬剤師:西山光
   受付時間:10時から19時まで(土曜日は14時まで)(但し日曜祝日は除く)
   電話:06-6192-3020
   FAX:06-6192-3021

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