千金内托散の使い方と合わない人の特徴

 この記事を書いた人

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西山光です
目次

千金内托散の使い方

千金内托散は気を補うことと、排膿の2つの働きがあり、化膿性皮膚疾患の初期に効能効果があります。

痔ろうのように慢性的に膿みやすかったり、慢性的にバルトリン腺嚢胞で膿みやすかったりするときは、千金内托散が気を補うことで体力を補い、膿を出しやすくします。

慢性的に膿みやすいのは、身体のバリア機能が弱っている状態のため、千金内托散が適しています。

千金内托散が合わない人

千金内托散は気を補い、排膿し、身体の機能が落ちている方、慢性的に膿みやすい方に適しています。

普段は膿みやすいことはなく、一時的に膿んでいるときは排膿散及湯にて膿を出す方が適しています。

千金内托散

体力が低下していたり,疲れている方では,皮膚炎などの炎症が起こると,化膿してなかなか治らなくて,悪化しやすいものです。特に,肛門粘膜,おしりなどの皮膚の弱い部分によく見られます。そんな時に用いる漢方薬です。
 千金内托散エキス細粒G「コタロー」は,体力を高めて体の中から毒(膿)を排出し,炎症の改善に役立ちます。

効能・効果

体力虚弱で,患部が化膿するものの次の諸症:化膿性皮膚疾患の初期,痔,軽いとこずれ

成分・分量

3包(4.5g)中

成分分量内訳
水製エキス3.6g(オウギ・センキュウ・ボウフウ・キキョウ・コウボク・ケイヒ・キンギンカ各1.6g,トウキ2.4g,ニンジン2g,ビャクシ・カンゾウ各0.8g)

用法・用量

大人(15歳以上):1包または1.5g:3回
15歳未満7歳以上:2/3包または1.0g:3回
7歳未満4歳以上:1/2包または0.75g:3回
4歳未満2歳以上:1/3包または0.5g:3回
2歳未満:1/4包または0.37g:3回

注意

■してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり,副作用が起こりやすくなります)
次の人は服用しないでください
 生後3ヵ月未満の乳児。
■相談すること
1.次の人は服用前に医師,薬剤師または登録販売者に相談してください
 (1)医師の治療を受けている人。
 (2)妊婦または妊娠していると思われる人。
 (3)胃腸の弱い人。
 (4)今までに薬などにより発疹・発赤,かゆみ等を起こしたことがある人。
2.服用後,次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので,直ちに服用を中止し,この文書を持って医師,薬剤師または登録販売者に相談してください

[関係部位:症状]
皮膚:発疹・発赤,かゆみ
消化器:吐き気,食欲不振,胃部不快感,腹痛

3.服用後,次の症状があらわれることがありますので,このような症状の持続または増強が見られた場合には,服用を中止し,この文書を持って医師,薬剤師または登録販売者に相談してください
 下痢
4.1ヵ月位(化膿性皮膚疾患の初期に服用する場合には5〜6日間)服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し,この文書を持って医師,薬剤師または登録販売者に相談してください
5.本剤の服用により,まれに症状が進行することもありますので,このような場合には,服用を中止し,この文書を持って医師,薬剤師または登録販売者に相談してください

製造販売元

小太郎漢方製薬(株) 添付文書情報: J1301000247_02_A.pdf
会社名:小太郎漢方製薬株式会社
住所:〒531-0071 大阪市北区中津2丁目5番23号

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