慢性前立腺炎に有効な漢方薬の考え方

 この記事を書いた人

・灯心堂漢方薬局 薬局長
・薬剤師歴10年以上

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・漢方を通して、皆様が少しでも健康に過ごせる手助けをできればと思います。>>プロフィール記事はこちら

西山光です
質問

・慢性前立腺炎につかう漢方薬は?
・どう使い分けるの?

なかなか治らない慢性前立腺炎にお悩みではないですか?

漢方の目線での慢性前立腺炎の考え方について解説しています。

実際の相談事例も記載しているので、参考にしてください。

後半では実際の相談事例についても載せています。

結論

・慢性前立腺炎の多くは、非細菌性の前立腺炎が続くときにいわれることが多い。

・漢方で考えると、「炎症を起こしやすい体質」が原因。

・「炎症を起こしやすい体質」を改善することで、慢性前立腺炎の症状も改善される。

 この記事を読んでわかること
・慢性前立腺炎とは
・漢方の考え方

漢方をうまく取り入れて、いつも通りに生活を送れるようになればと思います。

目次

慢性前立腺炎

慢性扁桃炎とは

前立腺炎は前立腺に炎症や腫れがあり、排膿障害、排尿困難、痛みなどが生じる疾患です。

3か月以上継続すると慢性前立腺炎といったり、非細菌性の前立腺炎が続くときにいわれることが多いようです。

慢性前立腺炎については「医療法人 昇陽会 公式チャンネル」さまの動画が大変わかりやすいので、紹介させていただきます。動画を参考にして、まずは病院の受診をおすすめします。

慢性前立腺炎の症状

慢性前立腺炎の症状として、頻尿や痛み、排尿困難を感じる方が多いです。

・頻尿、夜間尿
・排尿痛
・残尿感
・刺激で痛みを感じる

慢性前立腺炎の原因

急性前立腺炎であれば細菌感染症が原因のことが多いですが、非細菌性の慢性前立腺炎の原因ははっきりわかっていないことが多いです。

考えられる原因としては、デスクワーク、自転車などによる刺激、骨盤内の血流障害、排尿障害にて尿の逆流などがいわれています。

慢性前立腺炎の漢方での考え方

慢性前立腺炎が慢性的に炎症が続くことを考えると、炎症を起こしやすい体質が原因です。

漢方では「炎症を起こしやすい体質」という考えがあります。

「炎症を起こしやすい体質」が原因で、アトピー性皮膚炎、慢性鼻炎などを引き起こします。

慢性前立腺炎にも同じことがいえ、「炎症を起こしやすい体質」によって慢性的に炎症が続いてしまいます。

漢方としては「炎症を起こしやすい体質」を改善する漢方薬を服用していただき、慢性前立腺炎の症状を改善していきます。

実際の相談事例

慢性前立腺炎の相談事例1

50代 男性。タクシー運転手の方。
数か月前から排尿痛がある。病院にいくと抗生剤もらっても効かず、慢性前立腺炎といわれた。
タクシーの運転で振動が伝わると、痛みが生じる。

病院にて慢性前立腺炎といわれ、当薬局に相談にこられました。

慢性的な炎症を起こしやすい体質を改善する漢方薬を服用していただきました。

最初の1か月で痛みはだいぶ改善し、次の2か月で慢性前立腺炎の症状は気にならなくなったとのこと。

調子もいいため、漢方薬は3か月で終わりにしたが、その後も再発はしていないとのことです。

慢性前立腺炎の相談事例2

40代後半 男性。1年以上、慢性前立腺炎で悩んでいる。
慢性前立腺炎で頻尿傾向。夜間も起きてしまう。

1年以上慢性前立腺炎の症状でお悩みだが、病院ではとくにお薬は服用していないとのこと。

慢性的な炎症を抑える漢方薬を1か月ほど、服用していただきました。

1か月ほど服用し、「まず、慢性前立腺炎ですが、頻尿も落ちついてきており、痛みも和らいできました。エコーを撮って貰ったところ炎症もほぼ無いとの事でした。まだ少し痛みや頻尿の気も少しあるかな?ぐらいの症状です。」といっていただけました。

まだ症状が残っているため、今も服用していただいています。

慢性前立腺炎でお悩みの方は、ぜひLINEからでもお気軽にご相談ください。

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