牛膝散の使い方と合わない人の特徴

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西山光です
目次

牛膝散の使い方

牛膝散は血をめぐらせる生薬を中心に構成されています。桂枝茯苓丸の構成に、さらに血をめぐらせる生薬が加わっています。

牛膝散=桂枝茯苓丸ー茯苓+牛膝・当帰・延胡索・木香

桂枝茯苓丸にさらに延胡索などの血をめぐらせる生薬が増えています。

牛膝散は血を巡らせ、生理不順、生理痛に効能効果があります。

牛膝散が合わない人

牛膝散は桂枝茯苓丸よりも血をめぐらせる生薬が増えています。牛膝散よりも血をめぐらせる漢方薬に折衝飲という漢方薬もあります。

・血をめぐらせる生薬の
桂枝茯苓丸<牛膝散<折衝飲

漢方薬の選び方で重要なのが、体質にあったものを選ぶことです。血をめぐらせる生薬が多ければ、それだけ体力を消耗してしまいます。

瘀血が軽度の方には桂枝茯苓丸、体力があって、瘀血も強い方は折衝飲、瘀血もある程度あり、体力もある程度あるのであれば牛膝散が適しています。

牛膝散料

 牛膝散料は、「婦人良方」を原典とする、比較的体力がある人の、月経困難、月経不順、月経痛に用いられる漢方薬です。

効能・効果

比較的体力のあるものの次の諸症:月経困難、月経不順、月経痛

成分と分量

1包(大人1日量)中に次の成分を含んでいます。
ゴシツ3.0g,ケイヒ3.0g,シャクヤク3.0g,トウニン3.0g,トウキ3.0g,ボタンピ3.0g,エンゴサク3.0g,モッコウ1.0g

用法・用量

本品1包に、水約500mL を加えて、半量ぐらいまで煎じつめ、煎じかすを除き、煎液を3回に分けて食間に服用してください。
上記は大人の1日量です。
大人(15歳以上):上記の通り
7歳~14歳:大人の2/3
4歳~6歳:大人の1/2
2歳~3歳:大人の1/3
2歳未満:大人の1/4
3か月未満:服用しないこと

<用法・用量に関連する注意>
(1)用法・用量を厳守してください。
(2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
(3)1才未満の乳児には、医師の診療を受けさせることを優先し、やむを得ない場合にのみ服用させてください。
(4)煎じ液は、必ず熱いうちにかすをこしてください。
(5)本剤は必ず1日分ずつ煎じ、数日分をまとめて煎じないでください。

してはいけないこと

(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります)
次の人は服用しないでください
 生後3カ月未満の乳児。

相談すること

1.次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談してください
 (1)医師の治療を受けている人。
 (2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
 (3)胃腸の弱い人。
 (4)今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人。

2.服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師に相談してください
 皮膚:発疹・発赤、かゆみ

3.1カ月位服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師に相談してください

保管及び取扱い上の注意

(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
(2)小児の手の届かない所に保管してください。
(3)他の容器に入れ替えないでください(誤用の原因になったり品質が変わります。)。
(4)煎じ液は腐敗しやすいので、冷暗所又は冷蔵庫等に保管し、服用時に再加熱して服用してください。
(5)生薬を原料として製造していますので、製品の色や味等に多少の差異を生じることがあります。

注意

1.次の人は服用しないでください
  生後3カ月未満の乳児。

2.次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談してください
 (1)医師の治療を受けている人。
 (2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
 (3)胃腸の弱い人。
 (4)今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人。

3.服用に際しては、説明文書をよく読んでください

4.直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください

5.小児の手の届かない所に保管してください

6.その他
 (1)医薬品副作用被害救済制度に関するお問い合わせ先
   (独)医薬品医療機器総合機構
   http://www.pmda.go.jp/kenkouhigai.html
   電話 0120-149-931(フリーダイヤル)
 (2)この薬に関するお問い合わせ先
   灯心堂漢方薬局
   管理薬剤師:西山光
   受付時間:10時から19時まで(土曜日は14時まで)(但し日曜祝日は除く)
   電話:06-6192-3020
   FAX:06-6192-3021

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