つわりにつかう漢方薬2選~小半夏加茯苓湯(しょうはんげかぶくりょうとう)、半夏厚朴湯~
つわり
つわりは妊娠中でも悩みやすい症状の1つです。
妊婦さんの8割の方が経験するといわれています。
つわりは妊娠5週目以降からみられやすくなり、妊娠14週前後で症状が消えやすいといわれています。
ただ個人差もあり、妊娠後期でも吐き気を訴える方もいらっしゃいます。
つわりについての詳しい説明はこちらのサイトを参考にしてください→
ここではつわりに使える漢方薬を説明します。
小半夏加茯苓湯
小半夏加茯苓湯(しょうはんげかぶくりょうとう)の効能効果に「体力に関わらず使用でき、悪心があり、ときに嘔吐するものの次の諸症:つわり、嘔吐、悪心、胃炎」と記載されています。
小半夏加茯苓湯は半夏・茯苓・生姜から構成されている漢方薬です。
小半夏加茯苓湯の主薬は半夏(はんげ)という生薬です。半夏が込みあがってくる吐き気を抑えてくれます。
茯苓(ぶくりょう)は水のめぐりを改善する生薬です。胃のなかにたまっている水のめぐりを改善してくれます。
生姜(しょうきょう)はショウガのことで、ショウガが胃の働きを整え、水のめぐりを改善します。
小半夏加茯苓湯は3つ生薬から成るシンプルな処方ですが、つわりに効果を発揮します。
半夏厚朴湯
半夏厚朴湯の効能効果に「体力中等度をめやすとして、気分がふさいで、咽喉・食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴う次の諸症:不安神経症、神経性胃炎、つわり、せき、しわがれ声、のどのつかえ感」と記載されています。
半夏厚朴湯は半夏・茯苓・生姜・厚朴・蘇葉から構成されている漢方薬です。
半夏厚朴湯は小半夏加茯苓湯に厚朴(こうぼく)と蘇葉(そよう)を足した漢方薬です。
厚朴と蘇葉は気のめぐりを改善する生薬です。胸のムカムカ、不快感を緩和してくれます。
半夏厚朴湯はつわりだけに使う漢方薬ではなく、不安な気持ちのある方にもつかい、そういった症状もあるときは半夏厚朴湯が適しています。
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