痰湿タイプにおすすめの食べ物・薬膳一覧
目次
痰湿とは
痰湿とは、身体に水をため込んだ状態のことです。
水をため込むことで、むくみ、鼻水、下痢になるだけでなく、水が煮詰まって、凝集すると腫瘍にもなります。
最近では、水は2L以上飲んだ方がいい、といわれることがありますが、漢方の目線では飲み過ぎになります。
のどが渇けば服用すればいいですし、飲みたくないのに無理に服用する必要はありません。
痰湿を出す食べ物の特徴
痰湿を出す食べ物の特徴は、味があっさりしているものです。
淡味は利水に働くといわれ、漢方での水をめぐらせる生薬も味がアッサリしているものがほとんどです。
痰湿タイプにおすすめの食べもの一覧
痰湿タイプにおすすめの食べ物は、とうがん、大根、カブ、ごぼう、グリンピース、枝豆、大豆、豆腐、コンブ、ワカメ、ヒジキ、あずき、スイカ、バナナ、トウモロコシのヒゲ、ハトムギ、シロネ、ちんぴ、綿茵蔯などがあります。
とうがん
とうがんは痰湿タイプにとても合った食べ物です。
漢方では主に冬瓜の種を使用しますが、冬瓜は痰湿タイプにおすすめです。
味のあっさりしたもの
とうがん、大根、かぶ、ごぼう、グリーンピース、大豆など味が淡いです。
海藻類
コンブ、ワカメ、ヒジキなどの海藻類は塩味があり、固く凝り固まったものをほぐす働きがあります。
薬膳
薬膳では、トウモロコシのヒゲ、ハトムギ、シロネ、ちんぴ、綿茵蔯などが有名です。
トウモロコシのヒゲは漢方では南蛮毛ということもあります。
ハトムギは漢方ではヨクイニンという名前でよく使用されます。
ちんぴはミカンの皮です。ちんぴも漢方でよく使用されます。
痰湿タイプと相性の悪い食べ物
気の不足があると、余分な水を排出する力も弱まります。
胃腸の働きを重たくするものは相性が良くありません。
脂っこいものはベットリしているように痰湿をため込みます。お酒や味が濃いものも避けるのがベター。