酒さ(あかはな)を改善するための漢方薬の選び方とその使い方 

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西山光です
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酒さ・あかはな

酒さは顔が赤みがあったり、血管が走ったり、ときには吹き出物ができる疾患です。

原因はまだはっきりとわかっていないことが多いようです。

酒さについてのわかりやすい解説はこちらのサイトを参考にしてください→

漢方で酒さを考えると、熱がこもっていることが最大の要因です。

熱がこもっているため、肌が紅く見えます。熱を冷ますことで、酒さを改善します。

酒さにつかう漢方薬

酒さの効能効果の記載がある漢方薬に、葛根紅花湯と清上防風湯があります。

葛根紅花湯

☑あかはな(酒さ)
便秘
☑しみ

葛根紅花湯には黄連、大黄などの生薬が熱を冷ますことで、酒さに効能効果があります。

大黄は熱を冷ますのですが、お腹を緩くする働きがあるため、便秘がちで酒さのある方に葛根紅花湯が適しています。

清上防風湯

赤ら顔、のぼせ
☑あかはな(酒さ)
☑にきび 

清上防風湯には、黄連などの熱を冷ます生薬、薄荷・連翹の熱を発散する生薬から構成され、清上防風湯は酒さの熱を冷ますだけでなく、湿疹・皮膚炎、にきびにも効能効果があります。

清上防風湯にはお腹を緩くする大黄は入っていないので、便秘でない方も服用できます。

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