柴胡清肝湯の使い方と合わない人の特徴

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西山光です
目次

柴胡清肝湯の使い方

柴胡清肝湯は、血を養う生薬と熱を冷ます生薬がバランス良く配合され、一貫堂という漢方の流派では小児の体質改善に使用していました。

効能効果にも「虚弱児の体質改善」の記載があります。

炎症を抑える生薬と補う生薬の構成から、精神的な神経症、扁桃炎、皮膚炎にも効能効果があります。

柴胡清肝湯が合わない人

柴胡清肝湯は小児の虚弱体質の体質改善に使用しますが、ほかにも小建中湯という漢方薬もあります。

小建中湯も効能効果に「小児虚弱体質」の記載があります。

柴胡清肝湯と小建中湯の違いとしては、柴胡清肝湯は熱を冷ます働きがあるため、かんの強い方、すぐに扁桃炎を腫らす方、湿疹・皮膚炎を起こしやすいお子さんに向いています。

小建中湯は甘味で補う働きがあるため、腹痛を起こしやすかったり、お腹の調子が悪くなりやすい方、不安になりやすい方に適しています。

柴胡清肝湯

 柴胡清肝湯は、「外台秘要方」を原典とする、かんの強い傾向のある小児の、神経症、慢性扁桃炎、湿疹に用いられる漢方薬です。

効能・効果

体力中等度で、疳の強い傾向(神経過敏)にあるものの次の諸症:神経症、慢性扁桃炎、湿疹・皮膚炎、虚弱児の体質改善

成分と分量

1包(大人1日量)中に次の成分を含んでいます。
サイコ2.0g,トウキ1.5g,シャクヤク1.5g,センキュウ1.5g,ジオウ1.5g,オウレン1.5g,オウゴン1.5g,オウバク1.5g,サンシシ1.5g,カロコン1.5g,ハッカ1.5g,カンゾウ1.5g,レンギョウ1.5g,キキョウ1.5g,ゴボウシ1.5g

用法・用量

本品1包に、水約500mL を加えて、半量ぐらいまで煎じつめ、煎じかすを除き、煎液を3回に分けて食間に服用してください。
上記は大人の1日量です。
大人(15歳以上):上記の通り
7歳~14歳:大人の2/3
4歳~6歳:大人の1/2
2歳~3歳:大人の1/3
2歳未満:大人の1/4
3か月未満:服用しないこと

<用法・用量に関連する注意>
(1)用法・用量を厳守してください。
(2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
(3)1才未満の乳児には、医師の診療を受けさせることを優先し、やむを得ない場合にのみ服用させてください。
(4)煎じ液は、必ず熱いうちにかすをこしてください。
(5)本剤は必ず1日分ずつ煎じ、数日分をまとめて煎じないでください。

してはいけないこと

(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります)
次の人は服用しないでください
 生後3カ月未満の乳児。

相談すること

1.次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談してください
 (1)医師の治療を受けている人。
 (2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
 (3)胃腸が弱く下痢しやすい人。
 (4)高齢者。
 (5)今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人。
 (6)次の症状のある人。
   むくみ
 (7)次の診断を受けた人。
   高血圧、心臓病、腎臓病

2.服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師に相談してください
 皮膚:発疹・発赤、かゆみ
 消化器:食欲不振、胃部不快感

まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
 偽アルドステロン症、ミオパチー:手足のだるさ、しびれ、つっぱり感やこわばりに加えて、脱力感、筋肉痛があらわれ、徐々に強くなる。

3.服用後、次の症状があらわれることがあるので、このような症状の持続又は増強が見られた場合には、服用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師に相談してください
 下痢

4.1カ月位服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師に相談してください

5.長期連用する場合には、医師又は薬剤師に相談してください

6.本剤の服用により、まれに症状が進行することもあるので、このような場合には、服用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師に相談してください

保管及び取扱い上の注意

(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
(2)小児の手の届かない所に保管してください。
(3)他の容器に入れ替えないでください(誤用の原因になったり品質が変わります。)。
(4)煎じ液は腐敗しやすいので、冷暗所又は冷蔵庫等に保管し、服用時に再加熱して服用してください。
(5)生薬を原料として製造していますので、製品の色や味等に多少の差異を生じることがあります。

注意

1.次の人は服用しないでください
  生後3カ月未満の乳児。

2.次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談してください
 (1)医師の治療を受けている人。
 (2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
 (3)胃腸が弱く下痢しやすい人。
 (4)高齢者。
 (5)今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人。
 (6)次の症状のある人。
   むくみ
 (7)次の診断を受けた人。
   高血圧、心臓病、腎臓病

3.服用に際しては、説明文書をよく読んでください

4.直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください

5.小児の手の届かない所に保管してください

6.その他
 (1)医薬品副作用被害救済制度に関するお問い合わせ先
   (独)医薬品医療機器総合機構
   http://www.pmda.go.jp/kenkouhigai.html
   電話 0120-149-931(フリーダイヤル)
 (2)この薬に関するお問い合わせ先
   灯心堂漢方薬局
   管理薬剤師:西山光
   受付時間:10時から19時まで(土曜日は14時まで)(但し日曜祝日は除く)
   電話:06-6192-3020
   FAX:06-6192-3021

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