症状、悩みが改善するまではどれくらいかかるの?
症状によっては数日で改善することもあります。
しかし、慢性的な疾患の場合は長い時間をかけて積みあがってきた結果であるため、それを1つずつ取り除いていくのに時間がかかります。
一般的には停滞しているものを動かすときは効果発現は比較的早く、不足しているものを補うときは時間がかかります。
滞っているもの・過剰になっているものを動かすときは効果がでるまで比較的早いです。
漢方薬で動きをつけてあげればめぐりがよくなります。
足りていないもの・不足しているものを補うときは効果がでるまで時間を要します。
補って、充足するまでに時間がかかるためです。
・鬱滞しているものを動かすとき→比較的早い
・不足しているものを補うとき→比較的時間がかかる
しかし時間がかかるといっても、補われていく過程でちょっとした自覚症状の改善は数日でみられることがほとんどです。
例えば妊活で来られた方でも妊娠までは時間がかかりますが、服用して2、3日で何かしらの自覚症状の改善はみられます。
生理痛がなくなったり、便通がよくなったり、肩こりがよくなったり、不眠がよくなったり、イライラしなくなったりなどは数日で実感していただける方がほとんどです。数日の服用で症状が全く変わらないのであれば体質になっていない漢方薬の可能性があります。
漢方薬は効果がでるまで1~2か月かかるといわれ、時間がかかるものを思われていますが、その過程で何かしらの自覚症状の改善はみられることが多いのです。
西洋医学は検査値を重要視し、数値が下がっても、数字を維持するために服用を続けることになりますが、漢方薬は自覚症状が重要であり、ご自身である程度症状が改善したと思われた際は服用をやめていただいても構いません。