【漢方】口が苦い体質
とくに原因がないのに口が苦いと感じている方はいませんか?
口の苦みという味覚障害として考えると原因としては,亜鉛欠乏,糖尿病,腎不全などの全身疾患,感冒,舌粘膜疾患,心因性などが挙げられます。
ここでは漢方での口の苦みについての考え方と説明します。
漢方では口の苦みは”胆”から来ていると考えられます。
胆というは決断をつかさどる腑であり、胆の強い苦みにて臓腑が動揺しないように落ち着けています。
しかしストレス、悩みごと、抑うつ、イライラなどの精神的な症状から気が鬱滞します。
鬱滞した気は徐々に熱をもち、肝胆の鬱火が生じ、火と同時に胆気が上に向かってくることで口の苦みとなります。
簡単に言えば口の苦みは体に熱がこもっている状態です。
口の苦みに対応するために、熱を冷やす必要があります。
このような場合は苦みのある熱を冷ます漢方薬をつかう必要があります。
関連情報