初心者向け勉強会の講師をいたしました。
先日、漢方初心者の薬剤師の方向けの勉強会の講師をさせていただきました。
小さな会だったので、参加人数は10人くらいでしたが、60分ほどお話しさせていただきました。
勉強会の内容についてはかなり悩んだのですが、今回は基本的な気・気虚・気滞について講演しました。
漢方の勉強をしばらくしていると、気についてのイメージはつかめるものですが、漢方の勉強をし始める方にお話しするのはかなり難しかったです。
気の働きを説明し、気の働きが理解できれば、気虚はそれが正常に機能できていないということで説明いたしました。
気の働き5つ
・推動→血・水をめぐらせる働き
・温煦→温める働き
・防御→身体を外邪から守る働き
・固摂→水・血が身体から漏れ出ないようにする働き
・気化→物質の変換(気・血・水・精)、食べ物から栄養を吸いあげる、身体から排泄物を出すなど
気虚
・推動できない→血・水が停滞する
・温煦ができない→身体が冷える
・防御ができない→カゼひきやすくなる
・固摂ができない→あざができたり、汗が漏れ出やすくなる
・気化ができない→栄養を吸い上げることができない、尿・汗などを排泄できない
気滞
気滞の気は空気の気
・張ったような痛み(瘀血は刺すような痛み、水はおもだるい痛み)
・お腹が張る、ガスが溜まる、げっぷ、便秘
・イライラ、抑うつ
・動くと楽になる
ざっくり書くと、このような内容でした。
伝わってくれているといいのですが、、、。
左上が自分です。顔がこわばっていますね。
日ごろでも患者さんに、漢方という馴染みのない世界をわかりやすく説明できるようにならないといけないですね。